バウムクーヘンを求めて赤レンガのクリスマスマートへ行きました!

無知からはじまる第一歩

「赤レンガでクリスマスマーケットがやっているんだって~」

と聞いて私は、

「クリスマスマーケットって何?」

と相手の斜め上の返答をしてしまった。

それはそうである。たまたま見たちびまる子ちゃんでもまる子はクリスマスマーケットを知っているのにもかかわらず、大の大人が知らないのだからである。もちろん、クリスマスっぽいマーケットだということはわかっているがそれ以上のことはなんにもわからない。

そんなときに役に立つのがスマホである。ありとあらゆることを教えてくれる。

どうやらクリスマスマーケットとは、クリスマスシーズンに広場などで開催されるドイツ発祥の中世から続くヨーロッパの伝統的なお祭りのことであり、屋台などが並ぶようである。

ドイツ?つまり・・・

バームクーヘンも売られているんじゃない?

と邪推してしまう。

もちろん、ドイツではバウムクーヘンはマイナーなお菓子なのは知っている。しかし、ここは日本である。もしもドイツの雰囲気を出すなら、ソーセージにビール、バウムクーヘンと言ったとこだろう。

つまり、本格的なドイツのバウムクーヘンが並ぶのでは?と別の期待が生まれてしまったのである。

幸先厳しい

というわけで、12月14日の日曜日に行くことを計画したのだが、優先チケットが取れないのである。

調べたところ赤レンガのクリスマスマーケットは唯でさえ入場料500円がかかるのに、それでもなかなか入れず優先チケット(1500円)がないと数時間待つ可能性もあるとのことらしい…

行って数時間待つぐらいなら+1000円払った方がマシだと思い予約をしようとすると…

そもそも予約できないのである…

席が完売しているみたいで優先チケットの代わりにマグカップ付きの4500円のチケットか個室付きの1万円以上のプレミアムチケットしかなかったのである…

悩んだ挙句、直前に喧嘩するカップルに期待した…

「どうかキャンセルしてくれ!!」

夢は叶う!

それからしばらくはアソビューのサイトに頻繁にアクセスし、キャンセルのチケットがないかを確認して過ごしていた。

そんなこんなでどんな事情でキャンセルしたのか知らないがチケットを手に入れることができた!

誰かの不幸は誰かの幸福とはよく言ったものである。

効果不幸とは別に天気予報で雨予報らしいというのも一つの要因ではあろう。

とにかくチケットを手に入れることができたのである。

止まない雨はない…

よく言う格言ではあるが、今止んでほしいのである…

雨のため海風が体に染みる…

「バウムクーヘン目当てに来ているのは自分ぐらいだろうな…」

と思いながら会場を待つことにした…

11時開場なのだが直前に雨が止んだのである!!

まさに止まない雨はない…!!

最初に取るべき行動

会場に入ったら何をするべきだと思うか?

人気のお店に並ぶこと!そう思ったあなた!大きな間違えである。

答えは

席取りである!!

雨が降ったため屋外に置いてある座席は全てびしょ濡れで使えたものではない。

そのため屋根付きの席が一番望ましかった。

中央へ行くとガラス張りとなった屋内休憩スペースがあり、これなら海風もしのげそうである。

しかし、まさかの自体に直面する。

それは…

赤レンガの公式アプリをインストールしていないと入れない問題である。

しかも厳しいのは誰か一人持っているだけではだめで、二人入るなら二人ともアプリを入れていないといけないのである。

たまたまアプリを入れていた私は九死に一生を得た。

ドア付近で老夫婦の片方がアプリをインストールできなくて入室できずにいるのをソファで座りながら見ていて、悲しさを覚えた。

「あの夫婦は喧嘩せずにいるといいな…」

と思っていると、

ジンジャーティーの登場である。

午後の紅茶も出店しているようでこのお店が大人気だったが、雨だったこともあって比較的並ばずに買うことができたそうである。

温かい飲み物が体に染みてくる…!

話は変わるが、シナモンスティックをシガール的なお菓子だと思って食べたことがあるのは私だけではないだろう。

雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ…

ちなみに屋内の休憩室ではあるがメチャクチャ寒い…!

海に面しているのもあるだろうが暖房が全然温かくないのである。

温かい食べ物で買いに行って暖を取らねば!と買い出しに行く。

すると、

売っているではないか!バウムクーヘン!(一番右下!!)

しかも中々見ないタイプのチョコがけで棒に刺さっている!!

このお店で買うしかないとポテトとターキー、ソーセージ、ビールを買うことにした!

ちなみにバウムクーヘンはどれが出るのかお楽しみらしい!

実食!!

というわけで見てみると

どうやらターキーとソーセージの方にもポテトが入っていたようである。

ダブルポテトである。

そして、どうしてバウムクーヘンのブログをやっている人が画面ギリギリに映しているのだろうと思うかもしれないが、

「後で別に写真を撮ろう!」

と思っていたのが、勢い余ってそのまま食べてしまったからである。

ちなみに味はイチゴの風味のチョコがけバウムでチョコレートはチープさがあり、準チョコレートなのがわかる。加えて、苺の香料が使われており、600円とお祭り価格だが期待したほどの出来ではなかった…別にすごくおいしくないというわけではないがこれのためにクリスマスマーケットに行ったとは思いたくないなと思う味ではあった。

たまには他の食品についてもレビューしていくが、ソーセージは三種類あり、それぞれ味が違っていておいしかった。

ターキーはちゃんと食べたのは初めてかもしれないが、味としてはカモ肉に似ていて肉に若干のクセを感じるが美味しく食べることができた。

ポテトはチーズが付いているのが相性完璧であった!これが一番おいしかったと思う。

ビールについては正直寒すぎて頼むべきでなかったし、そもそもほとんどお酒が飲めないのにもかかわらず勢いだけで頼んでしまい後悔した…結局一緒に来た相方にほとんど飲んでもらった…

散策

お腹いっぱいになったので席を立ち、お店を見て回ることとした。

バウムクーヘンが売っていたお店を紹介していく。

①Minimal

チョコレートのお店で「世界2位!!」と高々に看板を掲げていた。

2位と言うのが逆に信頼を高めている気がする。

中華街や唐揚げ屋では「〇〇選手権1位」とよく掲げているが、そんなにコンクールをやっているのかと疑問に持つことが多い中で、「いや~うちは2位なんですよね~」と言っている方が誠実に見えてしまう。

「2位じゃダメなんですか?」とありますがこれに関しては正直が一番ですかね。

ちなみにここのバウムクーヘンは歴代のチョコバウムの中でもトップを争うぐらいに美味しく、チョコのクセのなさと生地との甘みのバランスが絶妙で最高峰の味わいだったので食べた方がよい。

②カタヌキヤ

写真を撮るのを忘れたが、海に近い方のお店で売っていた。

クリスマス使用の型抜きバウムであるが、型抜きバウム自体そこまで味の違いがないため買わないでスルーした。

以上である。

これしかバウムクーヘンが売っていないのかと落胆してしまった…

ドイツと言ったらバウムクーヘンだろ!!と私の中のステレオが暴走してしまった。

それにもう寒すぎたので赤レンガ内のお土産屋を見ることとした。

③玉楠のバウムクーヘン

見た目は大きくおいしそうである。製造元はシェリエで言ってしまえばよくある一般的なバウムクーヘンの味わいだった。

④赤煉瓦物語いちごバウムクーヘン

福田屋製菓のバウムクーヘンでお土産屋さんでよく見るタイプだが、イチゴ味と言うのが珍しい。

そもそも福田屋製菓を知らない方も多いと思うが、福田屋製菓はお土産系のお菓子を製造している製菓会社であり、お土産の製造者を見ると結構目にすることがある。

16個入りなのもコスパが良くお土産としても適切であった。見た目も可愛いし、味もイチゴとチョコレートの味わいが相性が良くとても美味しいバウムクーヘンだった。

結果

バウムクーヘンを食べるために赤レンガのクリスマスマーケットに行く必要はないということが分かった。

そもそもクリスマスマーケットにはバウムクーヘンは売られておらず、シュトーレンの方が多かった。

多分、バウムクーヘン目当てでクリスマスマーケットに行く人は少数派、いやいないのだろう…

食事ですら目当てではなく、きっかけであり、イベントと言うものの本来の一番の目的は思い出作りにあるのだと再認識した。

バウムクーヘンを目当てで行くなら百貨店の地下一階に一人孤独に行くべきなのである。

おまけ

ポケモンの展示もやっているのでせっかくなので写真を撮ってみました!

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